普通に考えればまずあり得な

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普通に考えればまずあり得な

展させることもやろうと思えば出来る。利害の絡みあう人間同士が納得する結末とはどのようなものか、いずれの結果であるにせよ一旦もつれ始めれば時間のかかりそうなところである。
 つまり前段で真偽はすぐに決着がつくと書いたが、それは言ってみれば所属している組織の影響を無視出来ない程度に受け、いが未だに従わざるを得ない立場にいる状態(コーチや事務方を目指すならば、完全に競技Xの業界から干されればその道も断たれる……しかしもう遅いはず)か、もしくは問題にならないくらい「女王」の地位から経験、成績が遠い場合を想定している。前者では、虚偽であるならば自らでいずれ認めるしかないし、後者は一顧だにされず切って捨てられるということだPretty Renew 代理人

 仮に現在彼女が現役選手を引退している場合、さらに選手名簿から除名されているならばなおのこと、組織に従わせる力は強く働かない。首を縦に振りたくなければ「あなたは女王ではない」という宣告を受け入れないことも難しくないから、長引くかもしれないのだ。
「彼女は女王(いわゆる)、チャンピオンであったことは無く――」授業でY先生の読み上げた週刊誌に掲載された協会側の発言である。これらは書かれた内容と一字一句確かにそのままなのか、加えて私の聞き違いや日記を書くにあたっての記憶違いもあり得るのは確かに認めた上で、この短い文からだけでは現在どういう立場にいるのかはっきりとは分からないということだPretty Renew 代理人

「あったことは無く――」文面情報から読みとるに、協会側が嘘をついているとも思えないので今まで一度もチャンピオン(協会の定義するチャンピオンが正確には分からないが)にならなかったのはまず確実ではあろう。次に日本語として普通に理解すれば、まず多分、おそらくは現役ではないと伝えているのだろうが、私が記憶しているワンフレーズの文章には引退したかどうかが記されていない。とはいえいくらでも含意を察することは可能だし、記事の一文を目にした日本語話者の多くは同様に考えるであろうが、しかし確定的な判断は出来ないから、ここでは仮定にいくつかのケースについて考えてみたのだ。

 いささか実も蓋もない言い方になるかもしれないが、結局問題の女性も、自分が「女王」でないことは知っていたのではないかと思えてならない。競技Xの世界に身を置き、相応の才能と長年の努力で国内では常に上位の成績は出せるようになっていたのかもしれないが、しかしスポーツ界の「女王」とは一般的に言って女性のチャンピオンである。しかも才能のある新人が競技を始めて即その世界の頂点に上り詰めたとしても、または辛勝やギリギリの判定の末に勝利を掴み取ったとして仮に一度きりの短い期間の頂点であった場合、通常どちらも「女王」とは言われないのではないか。
「女王」とは一定期間頂点にいるか、あるいは一度落ちた後も、かなり近い位置を長年キープし続けた相手に対してのみ使われる尊称のはず。
 私が件のヌードになった女性の名前を知らなかったということは、酷な言い方だがやはり一般的に知られているレベルの選手ではないのだ。
 競技Xがどれだけ華美・壮麗であろうと、あくまでも得点を競う競技である。ヌードの女性の外見がどれほど美しかったとしても――加えておそらく国内10位くらいの成績か、オリンピック強化選手くらいの実力はあったのかもしれないが――、それで「女王」などと呼ぶ(写真週刊誌にそういった倫理観を求めるのは不可能だから、本来当人が「呼ばれる」ことを是認する感覚が問題なのだ)ことは、純粋に実力がありながらヌードの女性よりも性的ピンナップの視線では容姿の劣る、と判断された競技者に対する侮辱でもあるといえないか。当然、彼女を純然たる競技者として見た上で、その姿に価値や意味を認め応援していたファンに対しても、背信を犯した行動である。加えて敗残者の感覚、つまり嘘や騙りの類に堕してしまう惨めさを本人も考えなかったはずはないだろう。
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